【導入事例】エッジHD exocad DHソニックマイティ4K
株式会社杏友会
代表取締役 小坪 泰博 様
専務取締役 堀 裕彦 様
商品部 デジタル推進チーム 部長 宮澤 正久 様
- 業務内容
- 一都三県を中心にした総合ラボ
- 従業員
- 200 名
- 導入製品
- 製品の使用用途
- 個人トレーや基礎床、金属床の製作など
- 製品の使用期間
- 2年
- 主な取引先の業種や特徴
業界では、ご存じの方も多いと思いますが、業務内容や会社の特長について改めてお聞かせいただけますか
私達、杏友会は一都三県を中心とした総合ラボとして保険も自費も、しっかりと製作しています。取引先である歯科医院様に良質な歯科技工物をお届けすることを大前提として取り組んでいます。
現在の歯科技工ではCAD/CAMによるシステム化は必然として、業務の効率化や働きやすい環境整備に力を入れています。機械化を進めても、最後は全て歯科技工士の手作業です。技工士不足の中、国家資格を取得した方が当社を選んで働いてくれることに常に感謝し、そのうえで従業員を大切にする会社を意識しています。
業務効率化や働きやすい環境整備のために、エッジHDやDHソニックマイティ4Kを候補にしたきっかけ、最終決定した理由について教えていただけますか
スキャナ―については、DOFの旧製品を使用していましたので、第一候補にしました。それよりも一度で撮影できる範囲やマッチング性能が向上し、さらに使いやすくなっていたため選定しました。
3Dプリンターはこの商品に出会うまでスピード第一優先で考えていました。この商品の紹介を受け、実際に見学に行きました。スピードは求める速度ではありませんでしたが、一度に大量に造形できるプラットフォームのサイズや、操作性を確認し、導入後のイメージが掴めたため採用しました。とても多くの技工物を製作しているため複数台導入できる価格も魅力でした。
実際に使ってみて使い勝手はいかがですか?
主に個人トレーや基礎床の製作に使用しています。プリントしている間に他の作業ができるため、とても便利です。個人トレーの場合だと昼間は横置き、夜間は縦置きに配置し、複数台のプリンターを1日3~4回転フルに使用しています。今では急ぎの1個でもプリンターで造形するほどで、手作業にはもう戻りたくないくらい気に入っています。
それぞれの製品、困ったときには電話するとすぐに対応してくれ、遠隔でのフォローもしてくれるため安心して使用できています。
1日4回転はすごいですね。デザインソフトはどんなものを使用されていますか
デジステルやexocadなどを使用しています。金属床では、メッシュのデザインが手作業に近いものを再現できるためexocadを使用しています。保険のバー等は先行して導入していたデジステルを使用しています。
製品について今後改良を期待するところはございますか
DHソニックマイティ4KはZ軸(プラットフォーム)のキャリブレーションの頻度が多いため、もう少し頻度を減らせるか固定ネジが楽になるといいですね。安価なモデルなので仕方がないところもあると思っています。レジンバットやフィルム等のランニングコストには満足しています。
製品の購入を検討されている方へのアドバイスをお願いします
弊社でも複数のプリンターを使い分けています。ラボによって、何を造形したいか、そこに求めるもの(精度・スピード・量)が異なるため十分に比較検討されるのが良いと思います。仕事の流れにそのプリンターがマッチするのか。または3Dプリンターに合わせて流れを変えることができるのか。もポイントだと思います。
初めての3Dプリンターであったり、複数台導入する場合にトラブルはつきものなので、仕事を止めないためにもサポートに加入することをお勧めします。
そのほか、気になっている製品はございますか
メタルプリンターなど最終補綴物を直接プリントできる商品があれば今後検討したいです。
NextDent5100は造形時間がとても速く精度も高いと聞いているので、材料によっての使い分けなどで、さらに業務の効率化や、働きやすい環境整備が実現できないかも検討しています。