【導入事例】DWX-53DC NextDent5100 DHソニックマイティ4K exocad
株式会社シンワ歯研 関東支社
野澤 康二 先生
- 業務内容
- 歯科技工物全般
- 従業員
- 18 名
- 導入製品
DWX-53DC/NextDent5100/DHソニックマイティ4K/exocad/NeoSuperCascom
- 製品の使用用途
- デジタルを使用した歯科技工物全般
- 製品の使用期間
- DWX-53DC 1年, NextDent5100 3年, DHソニックマイティ4K 2年
- 主な取引先の業種や特徴
主な技工物の内容や会社の特長を教えていただけますか
株式会社シンワ歯研は創業60余年の新潟に本社を置く歯科技工所です。関東支社は「日本一小さな市から日本全国に笑顔を届ける」をコンセプトに、埼玉県蕨市に2015年に開設し、吸着義歯、BPSデンチャー、インプラントオーバーデンチャー、ノンクラスプデンチャーなどの義歯やCAD/CAMシステムを用いたインプラント技工を行っています。
DWX-53DC(52D)とCAMソフトウェアMillboxを選んだ理由について
以前は、外国製のミリングマシーンを導入していましたが、サポート面での不安がありました。DGSHAPEさんのDWXシリーズは国産という事に加え、日本での導入実績も多く信頼性が高いかなと思ったことがひとつです。
新潟本社では先行してDWXを導入していたため、DGSHAPEの方とお話しする機会がありました。その時に、DGSHAPEさんは商品開発にMillboxを使用している。という事を知り、一気にMillboxにも興味を持ちました。
デンケンさんがMillboxを取り扱っていたため安心感があったことと、ミリングデンチャーを試したかったため、必然的にDWXとMillboxの組み合わせを選択しました。
3DプリンターNextDent5100やDHソニックマイティ4Kを選んだ理由について
アメリカでもNextDent5100はとても人気があると聞いていたので気になっていたことがきっかけでした。デンケン・ハイデンタルさんの北赤羽の営業所までデモ機を見に行き、スピードがとても速く、造形範囲も十分で、仕上がりも綺麗だったのを覚えています。
それに加え、材料バリエーションの将来性にも期待がもてたので導入を決めました。
DHソニックマイティ4KはNextDent5100に先行してクラスⅡ材料に対応したことや、大きな造形範囲だったため追加で導入をしました。
DG SHAPEや弊社でミリングデンチャーのご講演をされる野澤先生のミリングとプリントの使い分け
■総義歯症例での使い分け
3Dプリントデンチャーの方が価格を少し抑えることができるため、そのようなニーズがある場合や、顎補綴などアンダーカットの大きな症例、トライインデンチャーなどは3Dプリントを選択しています。ミリングデンチャーは、従来の床用レジンや硬質レジン歯を使用でき、仕上がりも綺麗なため完成義歯メインで使用しています。53DCになり加工時間も速くなったため、とても満足しています。
■製作する補綴物での使い分け
補綴はミリング。基礎床・個人トレーは3Dプリントですね。スプリントはミリングと3Dプリントどちらも使用しています。咬合が厳しいケース等は実績のある材料を使用できるミリングスプリントを採用しています。どちらで製作しても手作業と比べ作業効率は格段に上がりますし、適合も同等以上の評価をいただいています。IOSからの模型レススプリントの評判もとても良く、ラボの新製品として活躍しています。
せっかくですので鋳造機の使用感も教えていただけますか
デンケンさんの鋳造機やリングファーネスはとても頑丈で安心感がありますね。スーパーキャスコムは、自動で溶かしてくれるため、他の作業を平行してできるところがスタッフも気に入っています。パラはもちろん、金属床の鋳造欠陥も少なく安心して使用しています。
製品の購入を検討されている方へのアドバイスをお願いします
小規模~中規模でしたら、ミリングも3Dプリンターも鋳造機も、汎用性が高く1台で色々なことができる機種がいいかなと思います。
そのほか、気になっている製品はございますか
とても便利と同業の方から聞いているので、ジェットクリーンが欲しいです。どこに置こうか設置場所を悩んでいます。